by 廻 由美子

【新しい耳】@B-tech Japan 2025〜響き合う20年代!〜
4/5(土)「サウダージ・ジャポニカ」〜魔都・上海1920s〜
たくさんのお客様の熱気と共に終了いたしました。
ありがとうございました!
沢田穣治(コントラバス、ギター、作曲)
伊左治直(作曲・鍵盤)
新美桂子(歌)
桑鶴麻氣子(朗読)
廻 由美子(ピアノ、編曲)
♪ ウェルカ〜ム上海〜〜
伝説の舞台「上海バンスキング」で吉田日出子さんによって歌われ、以来、上海というとその歌が脳内に流れてしまう人も少なくない「ウェルカム上海」からステージは始まりました。
お客様も最初からノリノリで、その波動がビンビン伝わってくるので、我々もエネルギー満開!
楽しさ、とくれば、陰、となるところも「サウダージ・ジャポニカ」の魅力(自分で言う!)です。
トークでは次第に、港、荒くれ男、ヤクザ、女、麻薬、密輸、といったほとんど18歳以下禁止用語が発せられ、客席もジンジン熱くなってきたところで、「かもめ」や、「グノシエンヌ」が妖しく演奏されました。
我々のメンバーは5人ですが、ピアノ、コントラバス、ギター、歌、鍵盤ハーモニカ、ブラジルの打楽器パンデーロ、鈴、鐘、笛などに加え、グワングワン、だの、シャランシャラン鳴る楽器、などで音を作るので、空間はいつも不思議な色彩にゆらめいています。
さて、当日朗読された詩についてご紹介しましょう。
朗読「夜上海」詩:周璇
♪「ウエルカム上海」作詞:串田和美 作曲:越部信義
♪「ポーク・アンド・ビーンズ」作曲:Lickyth(Luckey) Roberts
朗読 「どくろ杯」より:金子光晴
♪「蘇州夜曲」作詞:西条八十 作曲:服部良一
朗読x音楽
「薔薇III」(詩集「蛾」より):金子光晴
♪「かもめ」作詞:寺山修司 作曲:山木幸三郎
朗読x音楽
「阿片〜ある解毒治療の日記〜より」文:ジャン・コクトー 堀口大學・訳
♪「グノシエンヌno.1」作曲:エリック・サティ
朗読「新しき上海のプライヴェート」より:吉行エイスケ
♪「タンゴ・フラテリーニ」作曲:ダリウス・ミヨー
♪「ルコウソウ」作曲:伊左治直
歌詞朗読と♪「蛸の女」 作詞:青木里枝 作曲:沢田穣治 (中国語版)
歌詞朗読と♪「In the Shade of the Old Apple Tree〜林檎の木の下で」
作詞・作曲:Harry Williams & Egbert Van Alstyne ~作詞:柏木みのる
朗読:「上海、肉體の街、その香料」より「女博物館」の一部:吉行エイスケ
♪「夢」作詞:キム・ジハ 作曲:林光
「あばよ上海」作詞:佐藤信 作曲:林光
朗読「フェリシダージ(幸せ)」 詩:ヴィニシウス・ジ・モライス
♪「上海エナジー」作曲:沢田穣治/高橋和哉
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朗読x音楽 となっているところは、音楽の中にピタッとハマる詩を組み込んで、新たな作品のようにしたものです。詩人と音楽家の時空を超えたコラボとなりました。
20年代上海については、これまで書いてきた上海についてのブログ
も、合わせてお読みいただけると嬉しいです。
サウダージ・ジャポニカは、「何やろうか〜」から初めて、それぞれからアイデアが放出されます。
「!?!?」の繰り返しを経て、今までに知らなかった世界が見えてきたところで、さあ本番!、というプロセスを毎回踏むので、綱渡りか、はたまた火の輪くぐりか、というスリリングさです。
雑司ヶ谷にあるライブ・ハウス「エル・チョクロ」にも定期的に出演していますので、ぜひいらしてください。ドリンク片手に聴くサウダージも、また面白いです。
7月5日(土)15時開演(14時半開場)
サウダージ・ジャポニカ・ライブ
エル・チョクロ(東京・雑司ヶ谷駅すぐ)
豊島区南池袋3−2−8
オリジナル作品も入れながら、7月にふさわしい時空間を作っていきます!どうぞご期待ください!
2025年4月11日・記
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